デザインとは「バランスをとること」だと思います

●デザインとは?

デザインとは「バランスをとること」だと思います。
このバランスをとるというのはある程度は誰にでも出来ます。

具体的には「釣り合うところを探る」だけです。これも狙うべきところは大きくずれません。なぜなら私たちは今まで数多くのデザインを生み出し、それを評価 してきているので膨大な知識と経験の積み重ねがあるのです。それを選択していくことで最短で良いバランスをとることができます。

それでは、面白みがないのではないか?と思われるかもしれません。しかし、アンバランスというバランスもあります。これはバランスの中にあるからこそ活か せる技術です。これを活かせるようになれば面白みがでてきます。なので、最初はまずバランスをとることだけをしっかりと行うべきです。

●デザインを始める前に。

デザインはお客様のためでもあり、多くの人のためにも作られます。このことはしっかり認識しなければなりません。デザインに独りよがりはありません。

デザインを始める前に確認するべきこと。
確認すべき事には2つの種類があります。

●1「形式的な確認(フォーマッティブな確認)」

紙のサイズ、色の数、広告媒体による規定、業種による特殊な規定、画面サイズ、ターゲットブラウザ、サーバ仕様、映像フォーマット、HDかSDなのか。

などなど、こちらの想像力に関係なく決まっていることが多くあります。お客様も知り得ない情報も多いでしょう。

ここでのポイントはプロならではの視点です。我々の常識をそのままお客さまにぶつけても意味がない場合があります。気をつけましょう。また現代ではクロス プラットフォームといって、様々なメディアにデザインやコンテンツを展開していくことも考えられます。ここまでフォローできていれば完璧です。デジタル技 術がもたらした超多フォーマット時代に生きるクリエイターとして、これは避けようがないことでしょう。

●2「創造的な確認(クリエイティブな確認)」

・お客様の思い描いているものはなんなのか?→サンプルを見てもらってそのなかから近いものを抽出してもらう→ターゲットと用途を明確にする。

・好みなどのバイアスが強すぎて一般的に優良なデザインから外れていないか?→プロの視点や一般的に多くの人が優秀であると評されるデザインと見比べる。→時にはユーザー層の是正も必要かもしれません。

・前例があれば、それに対しての意見を聞いてみる。なぜ変えたいのか?など。

・お客様の要望よりも「良い出力」ができるよう努力すべきであります。

※まったく前例がない場合はちょっと注意が必要です。これに関してはデザインに入る前にもう1ステップあるといいでしょう。

1つめは、絶対的な要素に近いものです。いうなれば確実な制限です。例えば、紙の大きさであるとか、色数などがそうです。雑誌広告を作ってくれと言われ て、その雑誌より大きな紙のサイズのデザインは意味がないでしょう。また、モノクロのページにカラーのデザインも全く意味がありません。Webデザインで あれば、ターゲットブラウザやサーバの仕様などでしょう。サーバで使えないデータベースやソフトを使っても無駄ですし、そもそもモニタの大きさに納まらな いような巨大な画面やインターフェイスデザイン、Web上で使うデータをCMYKカラーで指定して作っても無駄であることは明らかです。ただ、これらの情報をお客様が把握していることが少ないのも現実です。こちらから積極的に確認し、標準的なケースを勧めるのもスムーズです。

2つ目は実は1つめよりやっかいです。お客様が目指している、または希望しているクリエイティブとは何か?ということを汲み取らなければならないからです。これにはサンプルを見せたり、好みを聞いたり、質問をすることでより具体的なイメージの共有が必要だからです。

「お客さまが作りたいものと、自分がつくりたいものは、たいがい乖離している。」
これをアタマに叩き込んでください。

自分がつくりたいものは家でこっそりと作りましょう。
ただ、お客様と自分が作りたいものがマッチすればそれは非常にハッピーです。

そのようにすべく努力は必要です。


お客様は「見てみないとわからないよ、とりあえず作ってみてくれない?」とよく言われます。これは当たり前です。我々はクリエイターなので頭の中で描いたものをカタチに出来る能力は、他の職業の方より長けているはずです。お客様はそこをプロに頼んでお金を払うのですから、実際に見ないとわからないと言い出すのはすごく自然です。

ただ、ここで「はいそうですか」と言って早速制作にはいってしまうのは、少々稚拙です。そこにもクリエイティブな能力を発揮しましょう。さきほどから世の中には優秀なサンプルが山のようにころがっていて、それらの情報収集をするのにも昔ほど手間がかからない状況だと言いました。

お客様から聞いた断片的な情報をまとめて、「お客様が求めているのはこういうものですか?」というのを優秀なサンプルからある程度選んでもらうとよいでしょう。

このサンプルの抽出は簡単です。どのような評価を得ているものがサンプルとして妥当か、と調べればよいのです。
その調べる手段としてITテクノロジーを活用しましょう。

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About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

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