ジャンプとマガジン

たまたまイメージはナルトです

ジャンプとマガジンは、ぼくらからすれば、少年ジャンプであり、少年マガジンです。

ヤングジャンプと、ヤングマガジンも共に、その名の通りにリアルタイムで読んできた世代として全く違和感はありません。

ジャンプは格闘文化を、マガジンはヤンキー文化を大きく牽引したと思っています。その功績はのちのマンガに大きな影響を与えています。もちろんサンデーやチャンピオンも忘れてはいけない存在ですが、ジャンプとマガジンはこれからの内容と反し、今なお後光を放っていると私は思っています。

本題です。

今の少年ジャンプは、少年は読んでいない?

少女漫画もそうかもしれない。

その昔、少年ジャンプも少年マガジンも、その昔の少年に対して多大な影響を与えたが、今の少年には多大な影響は与えていない。
ただの週刊漫画雑誌となっているのです。

そんなことどうでもいいじゃないかと言うなかれ。
読む対象とそのネーミングの変化は時代の変化にほかならないと思うのです。

変化は当然であり、役割も形態も変わって当然であり、その時代に合った商品が選ばれ、
業態が選ばれるわけです。

ですが、漫画は「形態」が変わらず、消費のされ方が変わってしまいました。
(これは音楽文化にも近いことが言えますが、音楽はデジタル化の前に、CDといったメディア自体の大きな変化がありましたが、マンガはずっと連載週刊誌と単行本という関係が今なお崩れていません。)

週刊マンガ雑誌は、コンビニによって爆発的に部数を伸ばしました。
しかし、いまは立ち読みする人がほとんどで、コンビニ的には雑誌スペースとともに、どんどん売り場縮小のターゲットになってしまいました。

昔は良きパートナーだったのですが、今では寂しいものです。

BOOK OFFの台頭も見逃せません。こちらも単行本に多大な影響を与えました。
マンガ業界のみならず、新刊の販売を伸び悩ませ、なおかつ手軽に立ち読みが許されるので、その気になれば全巻制覇も夢ではありません。一銭も使わずに。

「古本屋」は昔からあるではないか?と言われるかもしれませんが、「BOOK OFF」と「古本屋」は違います。

マンガと共に育ってきた世代としては、悲しいのですが、ここでデジタルコミックの登場です。
ある意味で古本屋に出せない「デジタルコミック」は新刊の追い風になるのでは?と思いましたが、それらしい風はいまひとつ勢いに乗らずじまいです。

旧来の見開きのマンガと、スマホ世代の縦マンガにも、すでに軋轢があるようです。

我々が親しんだマンガは、いまや我々の手によって葬り去られようとしているのです。
ひとつ言うなればアニメ化というのが、商業的に成功をおさめているようにも見えますが、
作家に大きな還元があるのかというと少し疑問です。

マンガを作っている人が相応の報酬をもらうべきだが、それが難しい

コンテンツは創り上げた人がやはり、最大の利益を受けるべしと思っています。

ですが、出版社はいまやその機能が薄れてきているかに思えます。

浦沢直樹さんが、下記の記事でこんなことを言っています。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/29/naoki-urasawa_n_6390106.html

余談ですが、この記事の中で、大友克洋さんが絵のクオリティを超絶に上げてしまったために、週刊で書くということの敷居をさらに上げてしまったと言っています。今までどうでもよかった背景までキチンと描かなくてはならなくなったと。

出版社が全て悪いわけでもないのですが、マンガをここまで育てた親に当たる存在として、メディアや流通の変化に、もう少し早く対応してくれていたら、今とは結果が少し変わっていたかも知れません。
(どう対応すればという決定打は思い浮かびませんが、BOOK OFFの進撃より早く、デジタル化を受けいれれば良かったのかなとか…。)

私たちが愛して止まない「マンガ」はもう二度と戻れ無いところまで来ています。
それでも、日本のマンガのクオリティは世界に誇るもののひとつだと思っていますし、アニメも然りです。

マンガは我々読者が窮地に追い込んでしまったので、我々読者がなんとかしなければならないのです。

写真は関係ないのですが、ナルトはなぜ終わって、ワンピースはなぜ続いているのかという疑問も、ひとつの時代を感じざるを得ないのでした。

Share This!

About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

WebSite Facebook Twitter Instagram Google Plus Linkedin Flickr Tumblr

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

答えを入力してください * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.