PDF直リンクというのはもうやめよう

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PDFをアップして直リンクって

よく、WEBページを見ているとPDFがリンクで貼付けてアップされていることがありまする。
しかも、PDFを見ないと結局コンテンツまたはドキュメントの中身がよくわからないという場合がありまする。

これは、印刷物やドキュメントが先行して作られ、それをWEBページに作り直すのに、
手間がかかるから、もしくは、一刻も早くアップしなければならないかのどちらかだと思います。
前者は官公庁によく見られ、後者はIR情報などによく見られます。

別にPDFというフォーマットが悪い訳ではないのです。

 

PDFファイルしかないとシェア出来ない

PDF直リンクしたURLをシェアしても、PDFファイルのシェアにしかならないのです。そうするとPDFの中身は結局AdobeのReaderでしか見えない(もしくはそれに準拠するソフトウェアでしか見えない)ので、サマリーなどがタイムラインには表示されないのです。

例えば、何かの催しの案内のWEBページがあって、「○●が開催されます!詳しくはこちら>>PDF直リンク」みたいな場合、情報はなんら共有されないということです。

いっときFlashが駆逐された理由に、Flashという技術がプレイヤーなしには再生出来ず、開かれたテクノロジー(オープンソース)ではないという点が大きかったと記憶に有ります(決してAppleがiPadやiPhoneに搭載しなかったからではないでしょう)。テキストエディタだけで構築は出来ず、オーサリング環境も特定なソフトウェアが必要だったので、WEBという特性に合わないのです。
やはり、HTML5や、JavaScriptといったオープンなフォーマットで動的表現をした方がイイという方向になったのが、ここ数年間の流れです。

 

もちろんPDFの良い点はたくさんあります

レイアウトやデザインを崩さずに誰でも同じ環境で見られるし、画像なども奇麗に圧縮されて配置することができる。
ただし、Adobe社のフォーマットに準じて作成されます。
もともとは印刷物のデータを圧縮しやすく、誰にでも閲覧できるフォーマットとして開発されたので仕方ないのです。

一方WEBサイトは、もともとオープンなHTMLフォーマットを使って、データは極力開かれた(エディタブルな)状態で公開されます。もともと、情報の共有が目的のWEBフォーマットは、シンプルなHTMLと、体裁を司るCSSとの分離が進んでから、さらに扱いやすく開発されたので仕方なしというわけです。

WEBサイトという特性は、誰にでもデータを扱えるように公開するということだと今も私は思っています。
(最近は、WEB上にあっても機密なデータを扱うことも多いですが…)

さらにWEBは、一時期の体裁を全てのOS、ブラウザで整えたい!という路線から、デバイスの多様化によって、そのような欲望が無意味な状況になってきた今、さらにシンプルに(実は技術的には複雑になっているのだすが)、素のデータとして発信する側にも、見る側にもそのような理解を強いて来たわけなのです。

今となっては、素のHTMLドキュメントを作ること自体は、ワードで一生懸命文章を作るより簡単です。

 

PDFは印刷しやすいよね、でも印刷したり添付したり、コピペしたりいろいろ使いたいですよね?

もし、PDFでアップしなければならない理由が、レイアウトやフォントを崩したくない!という理由でない限り、
公開されることが前提のドキュメントは最初からHTMLで書くべきでしょう。

もっとダメな理由を言うと、この文章(レイアウトも含めて)でOKが出たので、このまんまアップしてほしいという欲望をかなえるためにPDFが使われているのであれば、それは本末転倒だということです。

そもそも、そのドキュメントを見られる環境(デバイス)が、あまりにも多くなってしまった今、ひとつの見え方にこだわるという事自体が無理な話になってきてしまったのです。

PDFは確かにプリントアウトという件に関して言うと、現在ほとんどのOS、ブラウザでは、PDFでWEBページを保存する機能が付いています。それでPDF化すれば、ページは区切られるし、プリンタ側にも優しいフォーマットになります。もっと言うと、WEB制作者がCSSできちんとプリントレイアウトを指定しておいてあげれば、さらに言う事ないでしょうが、それはそれで敷居が高いでしょう。

「印刷しかしない」ドキュメントはPDFでもワードでもイラストレーターでもよいです。
が、現実には「印刷しかしない」ドキュメントなどかなり限られていると思います。

むしろ、これからはマイノリティなのではないでしょうか?

そう考えると、特定のフォーマットというものが、カタチ(体裁)ではなくデジタルとしてのフォーマットとして必要な気がします。

追記:全てをHTMLで記述しなさいという訳ではありません、そのコンテンツの内容を補完するデータとしてPDFをアップしてリンクさせるのはもちろん価値があると思います。

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About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

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