いつでもどこでも見られるんなら今見なくてもいいだろ

HULU

iTunes

最近、本当に映画や音楽を買わなくなってしまった。
決して嫌いになったわけではない。

映画というコンテンツはあなたの2時間いただきますということ

時間争奪戦において、音楽やムービーが負けて来ているという事実はある(通勤がなくなったぶん音楽をぼーっと聞いたりする時間がない)。SNSや、一人で居る時にやることがたくさん増えた現代ですし。

まず、円盤を買わない!と決めて、iTunesで映画を買ったり、レンタルしたりして見るようになってから、2〜3年くらい経っただろうか?
最近は、タイトルを見ていても、また今度見よう、といった感じでチェックだけして実際には見ない。

私はこの気持ちはなんだろうと思ってちょっと考えてみた。

そうだ、「いつでも見られるから、見ない」のだ!ということに気付いた。
そう、いつでもiPadで見られる。いつでも手のひらで見ようと思えば見られる!
この感情が逆に、「今は見なくていいや」という感情のトリガーになっている!
のではないか?と。

便利すぎるのだ。
聞けば、iTunesの売り上げは落ちているという。

いままでは、レンタルビデオ屋に行ったら、「何か借りなければならない!」といった衝動に突き動かされていた。ここまで来たんだから、借りるぞ!みたいなモチベーションというか、「勢い」が、iTunesにはない。

HULU

何万タイトルが定額見放題って言われてもそんなにヒマではない

そう、「何万タイトルがいつでも見放題!」といったHuluに代表される定額見放題サービスもあって、まさに世のコンテンツはどこでもいつでも好きなときに、好きなだけ見放題状態なのだ。

そう思うと、それを後回しにしてしまう私のようなユーザーがいておかしくないのではないか?
アニメのように「ブルーレイでしか見返せない!」コンテンツが、YoutubeやDailymotionや、优酷を厳しく見張る気持ちが良く分かる。

なんせ、そこで見放題ってなったら、製作委員会の生命線である、ブルーレイが売れないからだ(まあ、最もコアファンはブルーレイで見たがるでしょうけど)。

「いつでも、どこでも見られるんなら、今見なくてもいいんじゃない?」
サービスがコンテンツの魅力とは別の、価値の低下を招いてはいないか?

映画はまだ劇場で見る(大迫力&みんなで見る)という価値を提供できるが、配信コンテンツは、いつでもどこでもスマホやタブレットで見られます!というセールストークが、少なくとも私には逆効果という事態になっているのはレアケースだろうか?

人はあまりにもたくさん選択肢があると、返って決められずに結局買わない(買えない)と聞いたことがある。
まさに、今の私がその状態なのです。

ユーザーが求めてきた、いつでもどこでも、コンテンツがたくさんある!
ことによる、ユーザ離れとはなんとも皮肉なことだが、私自身のコンテンツに対する「ガッツき」も少なくなっているのも事実かもしれない。

いや、私のがっつき以上にコンテンツが過剰供給されている、というのが正しいのでは?

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About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

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