お客様は神様ではない

すき屋の牛丼並たまご

すき屋の牛丼並たまご「お客様は神様ですか?」

ここ数日すき家がネットで熱かった。
もちろんワンオペとかいろいろ悩ましい点はある。
でも、写真の牛丼が300円である。

全く待っていないのに「お待たせしました」と言って出てくる。
ボッチを押せば店員がかけつけてくる。どんなに長い時間居座っても多分注意されない。
しかも、「冷めている」とか「髪の毛が1本入っている」とか言えば、すぐさま全く同じものが無料で提供される。牛肉はオージービーフ、米は国産コシヒカリと謳っている。
ぼくが行く某ファストフード店は、店を出る際、お腹の前で両手を結び、「いってらっしゃいませ」と30度の礼をされてらっしゃる。

これら巨大飲食産業を擁護しているわけではない。
ブラック企業と言われ、困っている大企業の本部を大変だなーと思っているわけでもない。

でも、数百円そこそこのものを買って、正直そこまで礼をされる筋合いもない。
もっと、適当でいい。というか、
「ここにお金おいておくよー、ああ、忙しいそうだから釣りはいいよ、ごっそうさん!」
とか言って出て行きたいものである。
そう、客ももうちょっと適当でいい。
出てくるモノと、値段とサービスの折り合いを考えると、だ。

こちらが申し訳ないとすら思ってしまう(それが狙いか?)。

いつの日からか、日本は「お客様は神様」になってしまって、
絶対服従、最高最良最善のおもてなしをがフツーになってしまった。

ファストフード、大手居酒屋チェーン、ファミレス、コンビニ全てに言えることだが、
コスパはハンパない。

この血と汗の結晶のコスパ、その上に胡座をかいている輩に言いたいのだ。
このサービスと、値段と味のクオリティに、「ふつーの飲食店」が対抗できるのか?

愛想はいらない、遅くていい、この値段でこのクオリティを求める方が間違っているではないか?

そうしないと、「ふつーの飲食店」は続かない。
もっというとファストフードや飲食チェーン、コンビニのサービスがどんどんボトムアップしてしまっているがゆえ、それに客がなれてしまっているのだ。

「ふつーの飲食店」は大手のように大量仕入れはできないので、原材料のコストは削減できない。
なので、独自性と付加サービスで勝負するしかない。
これらのお店はおそらく、ボトムアップされてしまった大手チェーンにどんなにサービスで勝負しても勝てない。

「ふつーの飲食店」であるかぎり。

仕方ない。それは何者でもない我々「神であるお客」が望んだ事なのだ。

すき家のコスパが上がって困るのは誰なのか?

バイトの時給を上げて、出される料理の値段が上がった方が幸せなのか?
サービスのクオリティを下げて、ローコストで働く人材を確保するのが幸せなのか?

それが将来的に人材不足の日本にとってどちらが良い事なのかは分からない。

ただ、今までのファストフードビジネスが曲がり角に来ていることに間違いはない。

「お客様は神様」ではなく、売る方も買う方も対等であるという、
本来の商売の原点
に立ち返る必要があるのではないかと思ったよ。

ならば買う側の私もこうしよう、店員に負けない満面の笑みで、「こんな安くて美味しい牛丼をどうもありがとう!」と、
店を出る時も「行ってきます!深夜勤務がんばってください!」と。

 

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About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

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