タイトルはその名もずばりですが、妖怪のいる世界とはどういったものでしょうか?おりしもテレビではハイビジョンのアニメが流れ、墓場の鬼太郎まで電気グルーブの主題歌で甦るなど話題は豊富です。
「妖怪」とは水木しげる先生がおつくりになられたと認識されている方も少なくないんではなかろうかというくらい、この漫画はじつにバイタリティあふれる奇怪な生物が数多く登場します。
その中に日本古来に伝わるちゃんとした妖怪(ってなんだ?)もいるから真実性が増してくるわけです。
photo:水木しげるロードにて
妖怪に関しては、奇形児などがその昔間違われた、もしくは危険な伝染病と勘違いされ、近づくと危ないという意味で妖怪扱いしていたという忌まわしい説もあるが、わたしは独自の説を披露したいと思います。
宇宙はダークマターに満たされているという発表がある通り、この世には「反物質」というものが「物質=今のわれわれの世界を構築しているもの」と同じ量だけうまれたという説があります。
私はこれをヒントにして、この世には人間の目に見えない別の世界が同時にもうひとつ、もしくは複数存在していると考えました。
人間の目から見えるものはいくら物理現象として光が反射したものであっても、脳内処理でどうとでもなることは皆さんも経験からわかるでしょう。
つまり、普段目に見えている世界ばかりが、私達の世界ではない可能性は十分高いのです。
あなたが私にといかけて反応しているように見えるのは、極論「幻」かもしれないのです。
あなたは下等動物で、ふだんコミュニケーションをとっているつもりが、周りの人すべてがあなたをだますためにそのレベルを演じているとしたら?
いや、ヒトだけではない、花や木が本当はしゃべったり動いたりできるのに、そいういう風にしているのに!そのように見えない、聞こえない!だけではないでしょうか?人間の知っている世界なんてそんなモノなんじゃないでしょうか?
そう考えると、妖怪の世界や、神様の世界、異次元の世界、心霊の世界なるものが、あなたのすぐ後ろに存在していてもちっとも不思議ではありません。
なにかのクロスカウンターのようなタイミングで、その異世界と接触した瞬間。いわゆる奇跡や、超常現象のように説明できないようなことが起こるとすれば、それらを説明することも簡単です。だって、複数ある世界のうちのどれかにたまたま出くわしたのですから。
人生はそうあるべきですし、ダークマターはそのようなモノであってほしいのです。
自分の目に映る世界ばかりを見てしょんぼり落ち込む必要は全くありません。
これは現実逃避をすすめているわけではないのですが、
現実とは、しょせんその程度のものなので、逃避する価値もないのです。
しかし、妖怪から外れましたね…。