社長ドロップス3

コピー機を使ってチラシを作って売り上げ倍増作戦 社長ドロップス

父は社長だった。
そして、ミーハーだった。

 最新のマシンに弱かった…。

そして、「コピー機を使ってチラシを作って売り上げ倍増作戦」を思いついた。


コピー機があった。当時としてはまずイチ商店にコピー機がある必要は全くなかった。
いまでこそコンビニにコピー機が当たり前のように置かれているが、当時はコンビニすら数える程度。

なので、「コピー機あります」と言って、コピー行為自体を販売するならともかく、ウチではチラシをつくるための「マイコピー機」があったのだ。

まあ、コトの経緯は父である社長が、
チラシを作って売り上げ倍増!と思いつく→チラシをつくるために近所の印刷屋さんに頼む→お金がかかる→コピーの方が安いというセールスに会う→コピー機の導入
とあいなるわけでした。

わたしはこのコピー機を友達に使わせて1枚5円とっていた(当時からコピーモノクロ1枚の料金は10円)。
それを自分の小遣いにしていた…。
当時からコピー機といえばノートを普段とっていないサボリ学生のためにあったのだ。

「コピー機を使ってチラシを作って売り上げ倍増作戦」という本題に戻ろう。

当時第一次マンションブーム(第二次が今だとしたら)にのって、チラシをまくという行為が以前(軒並みまわるというの)にくらべて比較的短時間で集中してできたため、うちの親父(社長)は「コピー機を使ってチラシを作って売り上げ倍増」計画を思い浮かべたのだ。

かくして一ヶ月に一度、夜(もちろん昼間まくと管理人に制止されるから)マンションにびらまきにいくという任務がボクに下された。

チラシには、割引券がついていたという効果と、マンショナー(マンションに住んでいる人)は若い家族が多く、シュフティー(主婦達のこと、主婦の複数形)は小さい子供をつれて、5キロないし10キロのお米(もしかしてはじめてウチの商品が米だとわかった瞬間?)を買いに行くという行為はつらいものであったのに対し、ウチは軒先まで配達してくれるというコトが相まって注文は伸びた!!!

中学生というぼくの商売脳味噌からすると「コピー機を使ってチラシを作って売り上げ倍増作戦」は成功かに見えた…。

が、それは甘かったのだ。

社長ドロップス(飴)のように、酸っパ甘かったのだ。

Share This!

About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

WebSite Facebook Twitter Instagram Google Plus Linkedin Flickr Tumblr

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

答えを入力してください * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.