もしこのブログを見た犯人は200万円返してください

社長ドロップス ポルシェ 928 GTS が ローレルL2.8 になったものの、うちの親父は社長にかわりなかった。 ぼくはそこそこ大きくなると、家の仕事を手伝うようになった。ぼくは、ここで早々と「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」を覚えたのだ。


これはぼくにとってのちのち有効だった。お客さんがきて、商品を買い、うちにお金を払って、ぼくの家はローレル(ポルシェだったんだが)を買ったりできるのだな、と早々と理解できた。サラリーマンの家庭ではいったいどうして、家に住んで、オモチャが買えて、飯が食えるのかが子供は実感しにくいと言われる。
父さんは会社でいったい何をやっているのか?が小さい子供にはわかりづらい。

そして、金庫が家にはあった。もちろん店の金である。

ある日そこから200万円がなくなっていた。
盗まれたのだ。

うちの店は、親父が配達に出てしまうと、おかんだけになって、おかんが家事をやっているときは裏にある家に引っ込んで、お客がくると「ポロンポロン」となる仕組みになっていた。おかんが、洗濯などをしている場合、「ポロンポロン」が鳴ってから店にいる客に応対できるまで、かなりのタイムラグがあった。タイミングによってお客さんが帰ってしまうんではないかと思うほど遅いときもあったと思われる。

「犯人は店のそういった状態を知っていた知人ではないか?」と、当時の警察が言っていた。まわりの大人たちも「だれそれさんじゃないの?」と全く適当でなく、妥当でもないことをのべていた。親父もなんとなく、あいつではないか?というやうなことを言っていたのをうつら覚えている。

警察は通り一遍の捜査を終え、帰っていきました。
その流れをなんとなくみていたぼくでも「犯人は捕まらないな」とすぐに察しがついた。

200万円は戻らず。

ぼくはそのショックをいまいち想像できなかった。
そう、それは今思うと家の金ではなく、店の金だと思っていたのだと思う。
なんとなく冷ややかだった。親父も含めて。

当然、店の金は、社長である親父の管理するお金であり、家に分配されるお金である。
サラリーマン達よ、会社の金は、君たちの財布にも入る金だ。使い込みは結果として自分の首を絞めることになる。

あいかわらず
200万円は戻らず。

このブログをもし、犯人さんが見ていたら、返してください。
何も、柴木倒すとかは言いません。

ただ、利子はつけて返してね。

25年以上前の話である。

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About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

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