スカプアンズエッセイ01〜今日

リリック 午前中の会議を終えた私は都会の裏道を散歩していた。そして黒い犬と黒い猫を同時に見る機会を得た。黒い犬は飼い主に連れられ、のっそりと草木の匂いをかぎ、老犬なのかのっそりとしていた。それを塀の上から黒い猫は少々の敵意とともに見降ろし、監視していた。その場に緊張感は全くなく、ただ犬ののっそりとした動きばかりが強調された格好だ。私もその場をできる限り何もないかのように通り過ぎた。

※スカプアンズエッセイとは、maltiman.com(このブログの以前のウェブサイト)でずっと公開されていた、maltima社のCEOであるプインタン・スカプアン氏(架空です)による、エッセイということで(今思えば社長ブログ)掲載されていたものです。


昼休みさえベイサイドで太陽に浴びながら過ごす事に決めた私は運転手にソノムネを伝える。クーラーの効いた車内は、私のエコ精神に水をさしたがそれを運転手に伝えるのは止めた。5月の日ざしは強い、聞くところによると1年中で一番紫外線が強力らしい。にも関わらず私は背広を脱ぎワイシャツまで脱ぎ、靴と靴下をも脱いだ格好でコンクリの上に仰向けに寝そべった。お断りしておくがサングラスをこの時私はかけていたのだ。隣の赤ん坊をつれた女は赤ん坊があんまり泣くので、わたしに申し訳無さそうにしてその場をものの数分で去った。赤ん坊は海と高層ビルに反射する自分の泣き声を楽しんでいるかに思えた。風が強いので、日光に焼かれているけれど冷やされてもいる。その瞬間、サングラスをとった瞬間、私の目にホコリが入った。ホコリは私のまぶたの下をごろごろと動きまわり、そして、息絶えた。明日には、その死骸は目くそとなるだろう。

Share This!

About Ryosuke Yamaguchi

いつも次を考えているmaltimanこと山口良介です。maltimanというHNでネットには昔からいます。ホントノ株式会社の代表をはじめ、野良IT、みどりの鳥、みどりーむネクスト、などいろいろやっています。

WebSite Facebook Twitter Instagram Google Plus Linkedin Flickr Tumblr

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

答えを入力してください * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.